-6 -5 -4 -3 -2 -1 0 +1 +2 +3 +4 +5 +6
/A#  B /B  /B  Bm /B  C /C  /C  Cm /C  Db /Db 
F# /F#  /F#  F#m /F#  G /G  /G  Gm /G  Ab /Ab  /Ab 
/C#  /C#  C#m /C#  D /D  /D  Dm /D  Eb /Eb  /Eb  Ebm
/G#  G#m /G#  A /A  /A  Am /A  Bb /Bb  /Bb  Bbm /Bb 
D#m /D#  E /E  /E  Em /E  F /F  /F  Fm /F  Gb

Lately

さて調子に乗って、もうひとつ分析をしてみようかな。こちらもカフェで突然流れてきた、スティービー・ワンダーのレイトリー。

Hotter Than July

Hotter Than July


すごく美しい素敵な曲なんだけど、よーく歌詞をきいてみると、もうどうしようもない駄目な内容。最近「別に何もない」とかいいながら、彼女は香水つけて出かけたりとか、誰かの名前を寝言でつぶやいたりとか、もうどう考えても駄目。まあでも考えてみると、スティービー・ワンダーって、こういうどうしようもない歌詞の曲が、他にもありますよね。


すごくグッとくるのはサビ前、「早く帰るの?」の問いに対して、「ユドーンノウ」で終止して、「ネヴァーノウ」でサビへと飛んでくところ。
ここは、構造的には

C               C7
You don't know, never know.

みたいに、サビのサブドミナントFへと進む、トニックのドミナント化と捉えられることが多いだろう。ふむ、まあ、それでもいい。
じゃスティービーの叫び、「ネヴァーノウ」に対する僕らの「グッ」は、トニックのドミナント化に対するそれなのだろうか?


そういうふうに分類整理しておくことを別に咎めはしないが、これは実はもうすこし、汎用的な「グッ」な気がしてならない。
え、お前が何をいいたいのかわからんって?いやいや引っ張るつもりはありませんよ。これって、下記の"Feel Like Makin' Love"に登場するシbと同じ「グッ」なんじゃないかと、思うんですよね。


ハ長調に現れるシbは、もちろんI7の7thでもありますが、ペンタトニックの筒的にいえば、これはドレミソラの2列右にあるドレファソシbのシb、そのあとFに進もうがどこに進もうが、VIIbの形をしていようがVm7の形をしていようが、それが登場する際の「グッ」は、変わりなく2列の右移動の「グッ」であると。


どうでしょうこの分類、皆さんに同意していただけるかどうかわかりませんが、少なくとも、小さく細かく分類整理するより「アレと同じ」のアレが多い方が、音楽家にとって役に立つということは、間違いなくいえますよね!

-4 -3 -2 -1 0 +1 +2 +3 +4 +5 ±6 -5 -4
F#7+11 F#mM7 /F#  /F#  F#m7-5 FM7+5 F#7alt F7+11 FmM7 /F  /F  Fm7-5 EM7+5
C#mM7 /C#  /C#  C#m7-5 CM7+5 C#7alt C7+11 CmM7 /C  /C  Cm7-5 BM7+5 C7alt
/G#  /G#  G#m7-5 GM7+5 G#7alt G7+11 GmM7 /G  /G  Gm7-5 GbM7+5 G7alt F#7+11
/D#  D#m7-5 DM7+5 D#7alt D7+11 DmM7 /D  /D  Dm7-5 DbM7+5 D7alt C#7+11 C#mM7
A#m7-5 AM7+5 A#7alt A7+11 AmM7 /A  /A  Am7-5 AbM7+5 A7alt Ab7+11 G#mM7 /G# 
EM7+5 F7alt E7+11 EmM7 /E  /E  Em7-5 EbM7+5 E7alt Eb7+11 EbmM7 /D#  /D# 
C7alt B7+11 BmM7 /B  /B  Bm7-5 BbM7+5 B7alt Bb7+11 BbmM7 /Bb  /A#  A#m7-5