「美しき水車屋の娘」より(つづき)
「あたりまえじゃんか!」というような内容を延々書いたわけだけど、このアタリマエがいまひとつハンドルしにくいのが、「音楽理論」である。「軸足(調のことね)を基準に当該和音を説明する」という立場が、「和声の変化の仕方」にフォーカスしないということは、ある意味当然かもしれないが。
具体的にいえば、FをbIIと表現し説明することに主眼を置く立場は、bII->IとbII->Imの違いについてあまり多くを語らない(表記がごちゃごちゃしてすいません)。
だんだん書くのが面倒になってきちゃった…風邪気味なんすよね。簡潔にいこうっと。
シェーンベルクの"Regions"やテュルクの「近親調」、山下邦彦氏の「チャート」は、調や和声のこんな感じの相互関係を主張する。
E Em G Gm Bb A Am C Cm Eb D Dm F Fm Ab
まあこれでもいいんだけど、ペンタトニックの筒ではこうしちゃう。
G C F Bb Eb Ab Em Am Dm Gm Cm Fm
で、列の移動にのみ注目すると。移動のみに着目してるんだから、キーなんてどうでもいいので、先の
Em -> F/A
は、とにもかくにも2列の右移動と認識する。さすれば、F/Aについて悩まなくてすむってわけだ。そして「2列の右移動」に思いを馳せるのだ!
後半はドミナント終止。終了。
駄目だ、力尽きてしまった…す、すみません。ま、また書こうっと。