-6 -5 -4 -3 -2 -1 0 +1 +2 +3 +4 +5 +6
/A#  B /B  /B  Bm /B  C /C  /C  Cm /C  Db /Db 
F# /F#  /F#  F#m /F#  G /G  /G  Gm /G  Ab /Ab  /Ab 
/C#  /C#  C#m /C#  D /D  /D  Dm /D  Eb /Eb  /Eb  Ebm
/G#  G#m /G#  A /A  /A  Am /A  Bb /Bb  /Bb  Bbm /Bb 
D#m /D#  E /E  /E  Em /E  F /F  /F  Fm /F  Gb

愛人

ioxinari2003-12-04

ロディック・マイナー上行形について、ちょっと考えてみました。
ってほどのモノじゃないんですけど、ペンタトニックの筒がこだわる「時間軸」という立場から、すこし光をあててみようかなと。


「事件は現場で起きている」わけで、やっぱり共有できる具体例が必要だよな、と記憶の引き出しを探ってみたら、いちばん最初に出てきたのがテレサ・テンの「愛人」。あはは、このあたりにどうしても、自分のルーツを感じざるを得ないですね。


これってキーはGmだと思うんですけど、ほらサビ前とか、あちこちで出てくるキメの部分ありますよね。こんなの。

・・・レシラソレミミミファ#ーーーー

ロディック・マイナーのメロディで、ト短調ですが、ミは半音上がりのナチュラルですね。
で、コレの場合ってばあまりにも明快なんですけど、こんな感じのコードがふられてるわけじゃないですか。

・・・レシラソレミミミファ#ーーーー
Gm7      Am7 D

要するにこういうことだと。つまり、メロディック・マイナー上行形ってのは、

ラシドレミファ#ソ#ラ

と時間軸に沿って上行していくときに、ファ#のところはD(ペンタトニック)、ソ#のところはE(ペンタトニック)、てな感じで、実は和声が変化している(列が移動している)と思う方が、体系化を目標とすれば合理的なのではないかと。


もっと単純な例だと、例えばこんなのでも同じだと思うんです。

ドシラソファミレド

ファのところは、その瞬間の和声としては、実はF(ペンタトニック)であり、サブドミナントであると。


音と時間の二次元で構成される音楽を、時間軸に沿って光をあて、一次元へと写像してしまったのが「スケール」であるとすれば、ペンタトニックの筒では、時間軸に沿った「輪切りの音群」とその変化とに着目したい。その基本単位として、「ペンタトニック」に着目したい。


こんなところが、僕のアタマのあちこちに断片的に転がっていますが、やっとこさ寒くなってきて、何やら忙しくて何もかも面倒な今日この頃です。

-4 -3 -2 -1 0 +1 +2 +3 +4 +5 ±6 -5 -4
F#7+11 F#mM7 /F#  /F#  F#m7-5 FM7+5 F#7alt F7+11 FmM7 /F  /F  Fm7-5 EM7+5
C#mM7 /C#  /C#  C#m7-5 CM7+5 C#7alt C7+11 CmM7 /C  /C  Cm7-5 BM7+5 C7alt
/G#  /G#  G#m7-5 GM7+5 G#7alt G7+11 GmM7 /G  /G  Gm7-5 GbM7+5 G7alt F#7+11
/D#  D#m7-5 DM7+5 D#7alt D7+11 DmM7 /D  /D  Dm7-5 DbM7+5 D7alt C#7+11 C#mM7
A#m7-5 AM7+5 A#7alt A7+11 AmM7 /A  /A  Am7-5 AbM7+5 A7alt Ab7+11 G#mM7 /G# 
EM7+5 F7alt E7+11 EmM7 /E  /E  Em7-5 EbM7+5 E7alt Eb7+11 EbmM7 /D#  /D# 
C7alt B7+11 BmM7 /B  /B  Bm7-5 BbM7+5 B7alt Bb7+11 BbmM7 /Bb  /A#  A#m7-5